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「亜鉛とは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、中でも最も有名な成分といえばミネラルです。ということで、今回はミネラルの1つ、「亜鉛」を取り上げたいと思います。

味が変、味を感じない、□の中がいつも苦い、金属をなめているような感じがする、食欲がないなどの症状が出る場合、これらは、服用中の薬剤や偏食などによる亜鉛欠乏によって引き起こされることが少なくありません。

アルコールの飲みすぎやインスタント食品の食べ過ぎでも亜鉛が不足することがあります。

かぜをひいたとき、味がよくわからなくて、がっかりしたり、つまらない思いをしたりすることがあります。逆に、具合が悪くても食事がおいしいと、何となく元気が湧いてくるもの。食事は、ただ単に栄養を補給するだけのものではなく、心を豊かにし、気分を明るくするという大切な役割も担っています。

副作用として味覚異常が知られている薬剤は、ACE阻害薬(降圧薬、血管拡張薬)、抗パーキンソン病薬、抗リウマチ薬、抗結核薬、抗生物質など多岐にわたります。

詳しくみてみると、これらの薬剤の多くが、その構造中にチオール基、カルボキシル基、アミノ基など共通した部分を持っていることが多いとされています。

これらの構造があると、体内にある亜鉛とキレートを形成するため、薬の成分と一緒に亜鉛も排泄され、体内の亜鉛が欠乏します。この亜鉛欠乏が、味覚異常の原因の一つではないかと考えられています。

薬剤性の味覚異常とわかった場合、問題となる構造をもっていない成分に切り替えるなど、いろいろな解決法があります。

亜鉛は、生体内にある300種類以上もの酵素の働きに関与しています。その働きは実に多彩ですが、細胞の新陳代謝や免疫機能の維持、性ホルモン分泌の調整には不可欠とされているミネラルです。

舌の上には、味を感じる「味缶」という細胞の集まりがあります。短いサイクルで生まれ変わる細胞ですが、亜鉛が不足すると、その新陳代謝が滞ってしまうため、味覚異常が生じるのではないかと考えられています。

近年、瘡の治りが悪い患者さんでは、血中の亜鉛濃度が低い傾向があるということがわかりました。亜鉛には、瘡だけでなく、火傷や傷、皮膚炎など皮膚の修復を助ける働きがあるとして注目されています。

ふだん、亜鉛を意識して食べることはあまりないと思いますが、納豆1パック中に0.8mg、木綿豆腐4分の1丁に5.7mg、プロセスチーズ1枚に0.3mgと、ごく身近な食品に含まれています。

ご飯なら、茶碗1杯で比べると、精白米に10mg、半つき米に31mg、玄米には69mg。あまり精製されていない食品に多いのも特徴です。

最近、亜鉛の効能が取り上げられることが増え、亜鉛のサプリメントを購入する人が増えています。しかし、亜鉛だけを極端に多く摂ると、銅の吸収が阻害され、銅の欠乏を引き起こすことがあります。

商品によって含まれる亜鉛の量は異なりますから、含有成分や含有量を確かめ、それぞれの商品の摂取目安量を守って、バランスよく亜鉛を摂取するようにしましょう。

さて亜鉛に代表されるミネラル全般の健康効果に興味をもたれた方はミネラルサプリメントをご検討ください。中でも、マルチミネラル・マルチビタミン系のサプリメントを利用するのが、一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルですね。ミネラルとビタミンとが最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。

参考になさってください。

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