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サプリメント丸分かり辞典

「コンドロイチンとは/続編」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「コンドロイチン」についてご紹介したいと思います。

関節の動きをなめらかにし、痛みをやわらげるといわれる2つの成分、コンドロイチンとグルコサミン。いずれも関節軟骨に多く含まれる物質です。

体内では、ブドウ糖(グルコース)とアミノ酸(グルタミン)からつくられるグルコサミン。

コンドロイチンは、そのグルコサミンを経て合成されます。それならグルコサミンを摂れば、コンドロイチンを摂ることにもつながって一石二鳥?と考えがちです。

ところが、そう都合よくはいきません。中高年になると、グルコサミンをたくさん摂っても、コンドロイチン硫酸(コンドロイチンに硫酸基がついたもの。体内では、この形で作用を発 揮するといわれる)が合成されにくくなるといわれています。

それぞれの役割も違います。軟骨の大きな骨組みをつくっているのはコラーゲンですが、その周りを取り囲み、軟骨に強さとしなやかさを与えているのがコンドロイチン硫酸、さらに、 他の物質の隙間を埋める形で存在し、関節を補強しているのがグルコサミンです。

両者の特長を考え、一緒に摂ることが望ましいといえるでしょう。

コンドロイチンは、ムコ多糖類の一種です。「ムコ」は、「ネバネバした」という意味をもつギリシア語に由来します。

最近は、アミノ糖を含む多糖類という意味で、グリコサミノグリカン(GAG)といわれることが多くなっています。

たくさんの水分を保持することができ、高い粘性をもつコンドロイチン。

関節などの組織に潤いと弾力を与えるとともにその水分を介して、各細胞に酸素や栄養分を運ぶ役割を担っています。

関節のクッション性を維持・回復させることで、関節痛をやわらげるといわれるコンドロイチンですが、「よい」といわれる理由はそれだけではないようです。

膝関節や股関節に痛みのある人がコンドロイチンを摂取したところ、痛み止めの服用量を減らすことができたとの報告があります。

つまり、コンドロイチンには、痛みや炎症を緩和する作用もあるようなのです。そのメカニズムについては不明の部分もあるのですが、コンドロイチンが痛みを起こす物質(発痛物質)を吸着し、排出を促すためではないかと考えられています。

コンドロイチンには、酵素の働きによって硫酸基が結合し、コンドロイチン硫酸として作用を発揮しますが、硫酸基がつく位置によってA、B、C、Dなどに分けられます。軟骨に多く含まれるコンドロイチン硫酸AとCは、目(角膜)や血管壁などにも存在し、コンドロイチン硫酸Bは主に皮膚にみられます。Dはサメ軟骨に多いといわれます。

皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層からできていますが、コンドロイチンが存在するのは真ん中の真皮の部分。コンドロイチン自身がたっぷりの水分を保持するとともに必要に応じて、コラーゲン線維などにも水分を分け与え、皮膚の張りや潤いを保つ働きをしていますみずみずしい肌を維持するという点でも、コンドロイチンは大切な存在なのです。

医療現場においてコンドロイチン硫酸は、神経痛や肩関節周囲炎(五十肩)、関節痛、腰痛などに注射剤として用いられることがあります。

さらに感音性難聴にも適応があります。耳の奥にある蝸牛管の有毛細胞にはコンドロイチン硫酸が含まれるのですが、大きい音を聞き続けたりすると、その量が減って、聞こえにくくなることが知られているのです。

人間のからだは水分でできている。よく言われることですが、そこに水分を保持し、必要とされるところに水分を供給するコンドロイチンのような存在があることも、心に留めておきたいものですね。

  • グルコサミンについて詳しくはこちら
  • コンドロイチンについて詳しくはこちら



  • 参考になさってください。

    ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

    加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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