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サプリメント丸分かり辞典

「カテキンとは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「カテキン」についてご紹介したいと思います。

こんな報告があります。200人を二つに分け、片方だけに1日2回紅茶でうがいをしてもらったところ、うがいをした方はインフルエンザの感染率が低かった。

もうーつ、老人ホーム入所者を対象とした調査では、茶カテキンを含む液で1日3回うがいをしたグループは、茶カテキンを含まない液でうがいをしたクループより、インフルエンザの発症率が低かった。

茶カテキンは、緑茶や紅茶などに含まれる渋味の成分。抗菌・抗ウイルス作用をもち、かぜやインフルエンザの予防に効果があるといわれています。

うがい薬と比べてどうかということですが、これはまだよくわかりません。うがい薬を使っても、水でうがいをしたときと同程度の予防効果しか得られなかったとの指摘があります。

その一方、かぜやインフルエンザが流行しているとき、感染した可能性があるときなどは殺菌作用をもつヨードを含んだうがい薬が、のどか赤くはれたときなどは消炎作用をもつアズレンスルホン酸ナトリウムを含むうがい薬が有効との声もあります。

日常的には茶カテキンを、かぜをひいたときにはうがい薬を、と使い分けてもいいのかもしれません。

古くから、お茶はからだによいと言われてきました。昔は経験的にそう思われてきたのかもしれませんが、お茶の成分一つ一つの作用が明らかになり、からだによい理由が科学的にも示されつつあります。

茶カテキンが虫歯予防、葉緑素などは口臭除去に効果があると聞かされると、手ごろな値段の茶菓でいれた食後のお茶にも、ちょっと深みを感じませんか。

茶カテキンは、お茶に含まれるポリフェノールの一種。単一の成分ではなく、エピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレードなどを総称して、茶カテキンと呼んでいます。

お茶のうまみ成分であるテアニンが低い温度(60℃前後)で溶け出すのに対して、渋味や苦味の成分である茶カテキンは高い温度(80〜90℃)で抽出されます。熱いお湯で急いでいれたお茶は、確かにちょっと苦いですよね。

茶カテキンは、近年、「体脂肪が気になる方」の特定保健用食品の関与成分としても認められ、生活習慣病の予防という点でも注目を集めています。

体脂肪を低減させるメカニズムとしては、肝臓にある脂肪を燃やす酵素(β酸化系酵素)を活性化させ、脂肪の燃焼やエネルギーの消費を促すからではないかと考えられています。ただし、1日540mg程度の茶カテキンを継続して摂取し、軽い運動を一緒に行うことが不可欠。

茶カテキンを摂るだけでいいというほど、うまい話ではありませんので、念のため。

普通に入れたお茶1杯には、80〜100mg前後の茶カテキンが含まれているといわれます。茶カテキン540mgくらいなら、日常生活の中でも摂取できそうな量に思えるのですが、気をつけていただきたいことがあります。

お茶にはカテキンだけでなく、カフェインも一緒に含まれています(煎茶1杯中に15〜30mg、特定保健用食品のあるお茶500ml中には80mg)。カフェインを摂り過ぎると、眠れなくなったり、イライラしてしまったり。過剰摂取が続くと、カフェイン離脱頭痛を起こず可能性もあり、抗うつ薬や喘息の治療薬など、服用中の薬剤によっては、その作用や症状に影響を及ぼすことも考えられます。

また、東北地方のある町で行われた調査では、1日に4杯以上の緑茶を飲む人は、ほとんど飲まなし人よりも、摂取エネルギーが200kcal以上多かったという結果が報告されています。この調査では、緑茶を飲む回数が多い人はお菓子を食べる回数も多いことが示されていました。

熱いお茶でいただくどら焼き、おまんじゅう、ようかん。幸せを感じるひとときでもありますが、毎回それではいけません。からだによいものを摂ったときこそ、一緒に含まれている成分、一緒に食べる食品にも気づかいを忘れずに。

カフェインを含むコーヒーを飲むと、「さぁ、もうひと頑張り」という気分になります。でも、同じカフェインを含む飲み物でも、緑茶の場合は、なんとなくほっとするような、波立っていた気持ちがちょっと落ち着くような感じがします。

リラックス効果をもたらす緑茶の成分として、このところ注目を集めているのが、テアニンです。

テアニンは、別名グルタミン酸エチルアミド。グルタミン酸は、うま味調味料の成分としても知られるアミノ酸の一種ですがテアニンは、グルタミン酸と似たような構造をもち、緑茶にうまみと甘味を与えてくれます。

乾燥したお茶の葉に1〜2%ほど含まれるといわれますが、玉露などの高級なお茶に多く含まれることが知られています。玉露は、やや低めのお湯で、じっくり時間をかけていれるとよいといわれますが、これは、高温で溶け出す渋味・苦味の成分(テアニン、カフェイン)を抑え、テアニンのうまみを十分に引き出すための工夫でもあります。

このテアニンには、気持ちを落ち着ける作用があるといわれ、テアニンを摂った後の脳波には、リラックスしているときにあらわれるα波がみられたとの報告もあります。

睡眠を促す働きもあるといわれますが、緑茶には興奮作用をもつカフェインも含まれているため、テアニンのみを摂取したい場合には、サプリメントを利用してもよいかもしれません。

茶カテキンには消臭作用もあります。お茶がらを冷蔵庫や下駄箱の中に入れておくと、嫌なにおいがなくなる=生活の豆知識などによく紹介されていますが、これもカテキンの消臭作用によるものと考えられています。

最近は、この作用を、お年寄りの介護に利用しようとする試みも進んでいます。

経管栄養のお年寄りにカテキンを加えた栄養液を投与したところ、便中のビフィズス菌などが増えて大腸菌などは減少。アンモニアなどの悪臭を放つ物質も減っていたとのこと。これは、消臭というよりも、腸内環境の改善といったほうが適切かもしれません。

アレルギー抑制作用もあります。20〜40gの緑茶をお湯で煮出した液を加えた「緑茶風呂」は、アトピー性皮膚炎によいといわれています。

緑茶で患部を拭いても効果があるとの報告もあります。ただし、症状がひどいときなどは、主治医に相談してから行って下さい。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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