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サプリメント丸分かり辞典

「ヨードとは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「ヨード」についてご紹介したいと思います。

焼き海苔、わかめの味噌汁に酢の物、昆布の煮物や佃煮・・・。

日本の健康的な食卓に欠かせない海藻類。カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラルも豊富です。食物繊維も多く、しかも低カロリーといいことばかりのようですが・・・

「日本人の食事摂取基準」によると、ヨード(ヨウ素)の1日の推奨量は150μg(0.15mg)、上限値は3,000μg(3.0mg)とされています(18歳以上の男女共通)。

1食分中に含まれるヨードの量は、昆布佃煮(5〜10g)に10〜20mg、昆布だし汁(昆布0.5〜1g)に1〜3mg、海苔2分の1枚(1g)に0.12mgなどとなっています。日本人の場合、知らず知らずのうちに結構、ヨードを摂っていると思われます。甲状腺機能への影響もあり、やはり摂り過ぎは心配です。

ヨードは甲状腺機能を正常に維持するために欠くことのできないもの。

ふだん、あまり意識することはありませんが、日本人にとってなじみ深い栄養素の一つ。昆布やわかめ、ひじきなどの海藻類を筆頭に多くの海産物(及びその加工品)に豊富に含まれるので、日本は世界で一番ヨードを摂っている国、ともいわれます。

昆布そのものを食べることは少なくても、昆布のだしやうまみ成分は、さまざまなところで使われています。ヨードを強化した鶏卵もあり、日本の土壌にヨードが含まれていることから、国産の野菜や果物にもヨードが含まれ、日本はヨードを摂取しやすい環境にあります。

ヨードは、甲状腺ホルモンの原判でもあります。ヨードをたくさん摂れば、甲状腺ホルモンもたくさんつくられ、甲状腺の働きが活発になる(甲状腺機能が亢進する)と考えたくなりますが、実はそうとも限りません。

外国ではそのような事例もあるようですが、日本人の場合、ヨードの摂り過ぎが甲状腺機能低下症を引き起こすことが少なくないのです。母親の過剰なヨード摂取によって、新生児検診での先天的甲状腺機能低下症(クレチン症)を疑われた例も報告されています。

なぜ、亢進症ではなく、低下症なのか。詳細については不明な部分もありますが、過剰なヨードを原料に甲状腺ホルモンが作られすぎてしまわないよう、生体の恒常性を保つために甲状腺ホルモンが作られなくなってしまうようです。

ヨードは医薬品として用いられることもあります。例えば、かぜ薬や胃腸薬。鼻水を止めたり、胃の痛みをやわらげたりする成分として、ヨウ化イソプロパミドが配合されていることがあります。

これが市販のあるかぜ薬には1日量として6mg、ある胃腸薬には9mg含まれ、ヨード量に換算するとそれぞれ1.58mg、2.3mgとなります。

身近なところでは、うがい薬。濃い黄褐色の液体は、ヨードを水に溶けやすくしたポピドンヨードが主成分です。うがい薬は吐き出すのでからだへの影響は少ないと思われますが、気になるのは、のどの殺菌消毒用スプレー。これにも同じ成分が配合されていて、1回の使用量や体内に吸収される量はごくわずかですが、手軽なだけに、習慣的に使ってしまうことも考えられます。

さらにペットボトルのお茶(一部商品)、人工着色料(赤色3号、105号)などにヨードが入っていることもあります。

摂取量だけでなく、アレルギーについても注意が必要です。使用後・摂取後に異常を感じた場合は使用をやめ、水で口をゆすぐこと。症状がひどい場合は、すぐに医療機関に連絡すること。

歯の治療やケガの手当てなどでヨードが使われることもありますから、ヨードアレルギーであればきちんと伝えることも必要です。

医薬品に含まれるヨードには医療機関で不整脈の治療に使われる「アミオダロン」という医薬品もあります。1錠中に37.2mgものヨードが含まれています。

これは比較的特殊な医薬品で使用される頻度はあまり高くはありませんが、甲状腺機能異常、甲状腺機能低下症が副作用として知られています。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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