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サプリメント丸分かり辞典

「イチョウ葉とは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「イチョウ葉」についてご紹介したいと思います。

イチョウによるかぶれは、イチョウに含まれるアレルギー成分・ギンコール酸のため。外種皮(ギンナンの果肉の部分)だけでなく、葉にも多いといわれます。

ですから、イチョウに触れて皮膚炎を起こしたことのある人は、イチョウ葉のエキスも避けたほうが安心です。ウルシやマンゴー、カシューナッツなどにアレルギーがある人も気をつけるようにしましょう。

ドイツのコミッションE(薬用植物の評価委員会)では、ギンコール酸の含有量5ppm(0.0005%)以下を「規格品」と定めていますが、日本では明確な基準がありません。そのため、品質はまちまち。ギンコール酸の含有量にも幅があります。

アレルギーがない場合も、イチョウ葉のサプリメントを選ぶときには、品質に定評のあるメーカーのものを選ぶなどの注意を。「葉の粉砕物」を使用したものはギンコール酸を多く含むという調査結果もあり、「茶類」も抽出時間や抽出方法によってギンコール酸の溶出量が変化するともいわれています。

黄金色に色づくイチョウの葉。秋らしく、絵になる光景ですね。葉の形もユニーク。その成分も、特有のものが多いとされています。

代表的なものが、テルペノイドと呼ばれるギンコライドA・B・Cと、ビロバライド。いずれも他の植物にはみられない特殊な構造を示します。

このほかにもケルセチン、ケンフェロール、イソラムネチンなど二十数種類のフラボノイドを含んでいます。

前出のコミッションEでは、「テルペノイドやフラボノイドの含有量が示され、ギンコール酸が除去されたエキス」を「医薬品」として認めています。その効能は、記憶力や集中力・注意力の低下、運動能力の低下、アルツハイマー、認知症症状、頭部外傷や脳卒中の後遺症、めまい、頭痛、耳鳴り、手足のしびれや痛み、冷え性などの改善と、多彩です。

残念ながら、日本ではあくまで食品として扱われるためにこれらの効能・効果を謳うことはできませんが、「脳の老化を防止する」「記憶力をアップする」などとして注目されています。

また日本では、有効成分とされるテルペノイドやフラボノイドの含有量を製品に表示する義務はありません。

しかし中にはこれを表示している「葉の抽出物」商品もあり、こうした商品からはギンコール酸が検出されなかったそうです(国民生活センターの商品テスト、2002年)。ですから、前出の注意点に加えて、成分表示がきちんとされているものを目安にして選ぶといいかもしれません。

数々の効能が期待されるイチョウ葉。これらの作用は、フラボノイドの抗酸化作用、ギンコライドの抗PAF(血小板活性化因子)作用、血小板凝集抑制作用などにより、脳やからだの血流が増加し、代謝・血液循環が活発になるためと考えられています。

しかし、血小板凝集抑制作用があるということは、アスピリンなどの抗血小板薬やワルファリンなどの抗凝固薬など血液を固まりにくくする薬を服用している人では、薬の作用が増強されることにもつながります。

その結果、出血しやすくなる、出血が止まりにくくなるなと出血傾向がみられることもあるので注意が必要です。

また、イチョウ葉がてんかん発作を誘発するおそれがあるとの指摘もあり、てんかんの治療薬やけいれんを予防する薬の作用に影響を与えることも考えられます。品質を見極めるようにその作用についても、吟味する姿勢を身につけましょう。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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