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サプリメント丸分かり辞典

「バレリアンとは」

サプリメントの人気が徐々に高まっています。高齢化の進展により、そもそも潜在顧客の絶対数が増えていることに加え、高騰する医療費や、危機的な日本の財政事情を背景になるべく病気になる前に予防しようという意識が高まりつつあるからかもしれません。いずれにせよ、こうした健康維持に対する関心の高まりはもちろん良いことですね。

さて、そのような背景から必要性が増しているサプリメントですが、人気の成分とはどういうものがあるでしょうか?今回はそんな人気の成分の1つ、「バレリアン」についてご紹介したいと思います。

眠りに関する悩みをもっている人は少なくありません。心が落ち着くような音楽、ちょっと暗めの間接照明、アロマキャンドル、ハーブティーなど、工夫している人も多くなっているようです。

眠りを誘うといわれるハープは数多くありますが、古代ギリシヤの時代から今日まで使われているものの一つが、バレリアンです。

イライラを抑えて、睡眠に入るまでの時間を短くしてくれるといわれます。ハーブティーとしての利用もいいですが、においが強烈で逆効果かもしれないので、そんなときはカプセルや錠剤タイプのものを。

ただし、眠れない状態が何日も続くようなときは、サプリメントではなく医療機関を受診することをおすすめします。

バレリアンはオミナエシ科の植物。夏の初めに淡いピンクや白、薄紫色などの小さな花をたくさんつけます。

日本名は「セイヨウカノコソウ」。小さなつぼみが集まった様子が、鹿の子模様のように見えるところから、この名前がついたといわれます。

見ているだけでもやさしい気持ちになってきますが、神経の高ぶりを抑え、鎮静作用、抗不安作用、催眠作用を有する薬草としても知られています。

神経過敏、イライラ、不眠のほか、緊張性の腹痛、ストレスが関与している高血圧などにも用いられてきました。

バレリアンは、脳内で抑制的に働くGABA(γ−アミノ酪酸)という神経伝達物質の受容体に働きかけることでGABA受容体の感受性を高めたり、GABAの量を増やしたりして、気分を落ち着かせたり、眠りを誘ったりするのではないかといわれています。

こうしたメカニズムは、現在、医療用睡眠薬・抗不安薬として広く用いられているベンゾジアゼピン系の薬剤とよく似ているとの指摘もあります。

「それならサプリメントのほうがいいんじゃない?病院に行く時間が節約できるし、副作用も少なそうだし」と思われるかもしれませんが、残念ながらそうとも言えません。

一時的に眠れない人が、一時的に使用する程度であれば問題はないのですが、不眠症と診断されている場合は、処方された薬をきちんとのみ、定期的に受診することがとても大切で薬同様の作用をもつとはいえ、サプリメントでは有効成分の量にばらつきがあるなどの問題もあり、医療用医薬品の代わりにはならないのです。

また、ベンゾジアゼピン系の催眠薬にはいろいろな種類があり、寝つきが悪い、夜中に目が覚めて眠れない、朝早くに目が覚めてしまう、などの不眠のタイプによって使い分けられています。

不眠のタイプに合った治療を受けるためにも、専門医を受診することが必要です。

薬をのんで、さらにサプリメントも、という重複摂取は要注意。作用が強く出過ぎて翌日の生活に支障をきたしたり、症状に変動を生じたりすることもあります。安易な併用はしないようにしましょう。

薬局やドラッグストアなどで売られている催眠鎮静薬の中には、セイヨウカノコソウを配合した商品もあります。ですから、薬剤師への相談と成分の確認を、ぜひ行ってください。

なお、作用はおだやかとはいえ、眠くなる作用をもっていますから、摂取後に車の運転はしないようにしましょう。

参考になさってください。

ちなみにこのようにさまざまな健康成分があるわけですが、目移りしてしまう方には主要な成分が1つにまとめられたオールインワンのサプリメントが良いですね。一番、手軽で、便利で、確実で、リーズナブルです。

加えて全ての成分が最適な割合で配合されており、過剰摂取する危険性がなくなる点も魅力です。ぜひ活用してみてください。

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